【理由】デトランスαの副作用はなぜ起こるのか?【たった1つの原因】

ワキガ

悩み猫
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デトランスαの副作用って結構
耳にするんだけど実際どうよ?

ワキガや腋窩多汗症の強い味方「デトランスα」ですが
副作用が多い事が最大のデメリット。

今回はデトランスαの副作用に迫ります。

・デトランスαの副作用の種類
・副作用の原因は?
・副作用が起こる人と起こらない人の違いは?
・デトランスαを使ってみたいけど副作用がこわい

そんな方の疑問に答えていきます。
3分ほどで読めるので是非最後までお付き合いください。

デトランスαの副作用とは?

デトランスαでは公式でも副作用の存在を認めています。
また、口コミでも数多くの副作用の報告が散見されますね。

・肌荒れ
・皮膚の炎症
・痒み
・皮膚のかぶれ
・塗布する時にしみる
・ピリピリ痛む

上記の副作用が起こりやすい製品です。

正式には刺激性の「接触性皮膚炎」と言われます。

デトランスαの成分は?

ではこの接触性皮膚炎の副作用をもたらしている正体は一体何なのか?
デトランスαの成分を紐解いてみます。

・アルミニウムクロリッド(塩化アルミニウム)
・アルコールデナ
・カルシウムラクタート
・ヒドロキシプロピルセルロース
・水素化キャスターオイル
コレを全部混ぜるとデトランスαができてしまいます。
全成分です。それぞれ見ていきますね。

・アルミニウムクロリッド(塩化アルミニウム)

デトランスαの主成分であり、汗を止めてくれる主役の「塩化アルミニウム」です。
副作用のほとんどはこいつです。

以下、Wikipediaより引用します。

塩化アルミニウムは神経毒として確立されている。ミクログリアの活性化を抑制する作用、血液脳関門(BBB)における膜機能の変化などが示唆されている

「神経」に作用する毒性が確立されています。

他にも、口内や粘膜への接触は避けた方がいいということですのでそもそも安全性が高い成分ではありません。

デトランスαには20%程塩化アルミニウムが含まれていますが、病院で処方される塗布薬は多いところで50%前後含まれいてる場合もあります。

50%の塩化アルミニウムを1年継続で観察した際に悪影響はさほど変わらなかったということで長期期間の使用も一定の安全性が認められました。

参考:医療法人社団 鍈紀会、医療法人社団 杏英会、日本皮膚科学会、池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 院長 藤本智子氏

・アルコールデナ

エタノールやエチルアルコール、デナトニウム等の「消毒液」によく使われる成文に分類されます。
殺菌、消毒が目的ですので大量に塗布するとこちらも痒みや炎症の原因になりそうです。

※明確な確証はありません。

・カルシウムラクタート

こちらは「乳酸アルミニウム」と同義語のようです。
効能としては「収れん作用」ですので、汗を抑える成分の一つです。

歯磨き粉にも使用されています。

副作用は「反射運動」に対して多少制限が発生したとありますが、デトランスαでは量が少ないと思われますのでほとんど心配は不要です。

参考:日本医薬品添加剤学会

・ヒドロキシプロピルセルロース

Wikipediaより引用です。

食品や医薬品の添加剤として利用されている、セルロースの誘導体である。両親媒性で、医薬品錠剤の結合剤やコーティング剤、角膜保護剤や潤滑剤としても用いられる。

用途としてはデトランスαの塗り心地と皮膚の保護剤として使用されています。

食品にも使用されており、「増粘剤」「乳化安定剤」などとして表記されます。
口から摂取したときの副作用でさえ、確立されていない成分ですので皮膚への塗布による
副作用は心配無用です。

・水素化キャスターオイル

キャスターオイルとは「ひまし油」の事です。
リシノール酸という脂肪酸が含まれており、化粧品やシャンプーなどによく使用されています。
皮膚を清潔に保ち、皮膚を保護する目的で使用されますのでデトランスαにおいても保護剤としても目的でしょう。

副作用の心配は不要です。

デトランスαの副作用の原因は?

皮膚への影響は「塩化アルミニウム」が原因です。

病院で処方される際も多くは濃度を調整した塩化アルミニウム溶液が使用されます。

多汗症治療ガイドラインでは10%~50%が推奨されており
デトランスαは20%程度です。

つまり、多汗症、腋窩多汗症、手掌多汗症、ワキガが理由でデトランスαを使用してみて、汗が止まればそのままデトランスαの使用でOK。

もし効果が薄ければ病院にてもっと濃度の濃い塩化アルミニウム溶液を処方してもらうのが治療の流れとなります。

濃度が濃いほど副作用が大きいためデトランスαは比較的「優しい」という事です。

副作用への対策は?

副作用が懸念されるデトランスαですが、対策はあります。
いくつか紹介しましょう!

①少量から試す/連日使用しない

単純に量を減らします。

塗りすぎによる副作用の口コミがとても多いです。
腋汗を止めたい一心ですのでついつい大量に塗布しがち。

これが原因です。
慌てず少しずつ試す方がいいでしょうね。

②軟膏の使用

軟膏の使用は「日本皮膚科学会総会」でも推奨しています。
塩化アルミニウムは高い治療効果が認められている割に副作用が強くはないので積極的に使用していきた成分です。

そこで副作用緩和のために軟膏をおすすめするドクターも多いですね。

③薄めて使用する

ガーゼなどに含ませて使用する際に水を少し足して、薄めて使用すると副作用を和らげる事ができます。

もちろん効果も減少するので何度か試しながらやってみてください。

④敏感肌用に切り替える

副作用に困っている方の要望もあり、「デトランスα敏感肌用」が販売されています。

また、デトランスαを試した事がない方には初回限定で
「デトランスα」+「デトランスα敏感肌用」両方とも2900円で買えるキャンペーンがあります。
両方とも試してみたらいいでしょう。

デトランスαで副作用が起こる人と起こらない人の違いは?

副作用が起こるかどうかは使用するまで分かりません。

「体質」「使い方」などが要因としては挙げられるとは思いますがはっきりとは不明です。

「自分は肌が弱い」と自覚している方は可能性としては高いと思うので初めての使用から注意しつつ上記の対策を参考に使用をおすすめします。

デトランスαは副作用込みで使うべき

ここまでデトランスαの副作用についてお話ししてきました。

デトランスαは副作用の代わりにしっかりとした「効果」が望めます。
多汗症の治要において欠かす事のできない成分となりました。

多汗症の悩みは日常生活の質(QOL)を著しく減少させます。
私は「副作用を受け止めて使用するべき」だと思っています。

デトランスαの副作用の原因まとめ

まとめましょう。

 

■副作用の原因

・塩化アルミニウム

■デトランスαの副作用

・肌荒れ
・皮膚の炎症
・痒み
・皮膚のかぶれ
・塗布する時にしみる
・ピリピリ痛む

■副作用の対策

・少量から試す/連日の使用を避ける
・軟膏の使用
・薄めて使用する
・デトランスα敏感肌用に切り替える
デトランスαは全成分をしっかり表記していますので安心ですね。
副作用もさほど大きなダメージは残らないので問題なくお試しいただけると思います。
ワキガ、腋窩多汗症、手掌多汗症の方の人生を大きく変える力を持つ製品です。
素晴らしいと思う反面、副作用に苦しむ方がいるのも事実です。
しっかり把握した上で上手く付き合いたいですね。
塩化アルミニウムを使用していない多汗症の製品も紹介しているのでもし良かったらご覧ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お役に立てれば幸いです。
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